マンガが完結しました。

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 小説といろいろ作業が違いましたね。

 こるものさんはキャラ同士が会話してるシーンをいきなり書いて、そこにどういう場面かどんどんディテールを足して小説体裁にする人で、その方法でゲームシナリオとかドラマCD脚本とかも書いていた。

 

 が、マンガ原作は全然違った。

 

 ドラマCDだと「こういうSEに説明台詞」で場面転換していたがマンガだとマンガを描くほしの先生に一任するわけで。

「これはきっとマンガの絵に描くのが難しいだろうな」というのは薄々わかるので描きやすい絵を考えるとして。

 

 尺が全然考えた通りでない。

 

「動きがほしい」「場面転換したい」「感情表現が足りない」……

 

 自分が普段、いかに同じ場所で動かずにダラダラ喋ってる話を書いているか!

 至らぬ作話担当で担当編集さん、ほしの総明先生には苦労おかけいたしました。

 

 まあその甲斐あってか2巻です。

 ジャンル「逆ハーエロコメ」となっておりますが、

 

「日本人社会に馴染めない宇宙人がJKに取り憑いて電撃触手で世相と戦うたび担当保健医が胃を痛くするほっこり社会風刺コメディ\恋愛要素もあるよ/」

 

 くらいの宣伝文句にした方がいいという意見もあります。

 1巻痴漢回が全てを表している、とも。

 

 カグヤは異性愛を書くのにどうしても気構えてしまうこるものさんが

「中身が宇宙人という設定でかわいいJKを描いてもらえばあんまり悩まなくて済むのでは」

 という苦肉の策から産まれましたが、おかげで一皮剥けたような気がします。

 こるものさんは新ジャンル「ラブコメ」を学習した。

 

 宇宙人がこのしょーもない辺境の星で何か得難いものを見つけられたのか、しょーもない辺境の地球人たちはいつまでもしょーもないままなのか。

 

 結構真面目に社会を考えたりしてみました。

 と言っても大体いつも最強宇宙人が電撃触手で解決するタイプのギャグマンガなので気負わずに、ほしの先生の描く顔のいい男女が見たい程度の気持ちでどうぞ一冊二冊。

 

 ……そういえば電撃触手で一回くらい加藤の耳穴を責めるつもりでいたのに忘れてたな。

 

 そんで別の宣伝です。


 マンガ原作で学習したことは何だったのか。

 キャラがずっと同じ場所に突っ立ってダラダラアホな話をしたり小難しい話をしたり、とにかくずっと同じ場所で喋ってばっかりの『続五位鷺の姫君 因果逆転のカースフォージ』勝手に週刊連載中です。

 

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 今から読み始めると登場人物の頭がいいのか悪いのか、摩訶不思議な「ジャンル:こるもの」の知パートに突入したところに追いつきます。

 陰陽道の時空魔法に震えろ!


 こちらは完結次第、これまでのカクヨム・pixiv掲載の五位鷺短編ともどもKindleと紙同人誌にまとめる予定です。

 

 が、月額最少300円、pixivファンボックスでこるものさんの本文に書かない細かい平安設定、参考資料等流れ出る思考をそのままダラダラ垂れ流す「カースフォージディテール」はその発表媒体の性質上、紙でまとめる予定がありません。

 最新の記事は8000字越えです。

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 君もpixivファンボックスでまた歯医者に行っているこるものさんに直接課金な!

 

 ……いやらしい話、やってることは大差なくてもnoteの月額課金マガジンには審査があるんだけどこれにはないんだよね……