スッポンモドキについて。

どうも、立花美樹です。
こうしょっちゅう出てくる気はなかったんですけど緊急事態を感じて。


スッポンモドキを買おうと思っている方。
知人がスッポンモドキを買うつもりだと知っている方。
このサイトをご覧ください。

スッポンモドキ飼育の老舗です。

これは2ちゃんねるブログですが、参考になります。


そしてできれば、水族館にスッポンモドキの実物を見に行ってください。
ペットショップのは駄目です。小さすぎます。
売っているのは幼体です。
子供です。かわいいに決まってます。
金魚ですら歳を取れば顔つきが老けてくる。


スッポンモドキの最大体長は60cm。
成熟したもので、30cmくらいです。
自由自在、ものすごいスピードでに水中を泳ぎ回ります。
その姿は「淡水のウミガメ」「泳ぐ中華鍋」
飼育には90cm以上、180cmクラスの水槽が必要です。
90cm以上の水槽を置くには、床の補強を考えなければなりません。
水槽の重量で床が抜ける、家全体が傾くなどの事故が考えられます。
カメには珍しく、産卵以外で地上に上がらない彼らには水槽の外にどんな広い世界があっても関係ありません。


そして、爬虫類の寿命は長いです。最低でも20年は見込んでおくべきです。
爬虫類は貴方より長生きします。
友人、家族、そして自分の子孫に世話を頼むことになるかもしれません。


スッポンモドキの正しい飼い方です。
・アロワナ水槽の底床が寂しいときにタンクメイトとして。
・アジア・アロワナを青龍、ダトニオ(カンボジア・タイガー)を白虎、パロットファイヤを朱雀と見立てた四聖獣水槽を作るときに「玄武」として。


簡単に言えば、アジア・アロワナを飼えない奴にスッポンモドキを飼う資格はありません。
スッポンモドキではなくアジア・アロワナの値段を調べてください。


以前テレビで「淡水魚としては世界最大、3メートルのピラルク」を多頭飼いしているお宅というのをやっていましたが、完全に室内プールでした。
掃除はそのおうちの息子さん(推定小学生)が水着を着てデッキブラシを持って、水に潜ってやるのです。


そもそもCITESⅡのスッポンモドキを5千円でホームセンターで売っている先進国は日本だけです。
恥ずべきことです。
スッポンモドキはそんなに規制されていないのですが、日本は規制動物の密猟・密輸・販売が微罪なので再犯率が非常に高い。
売る方は、動物が売られた先でどんなことになるかなんてどうでもいいです。


いくら不景気だからって、ミドリガメスッポンモドキを売らなきゃ生きていけない人間なんか日本にいないじゃないか!


動物のお医者さん』はとても面白いマンガでしたが、現実のチョビたちがどんな目に遭ったか、決して忘れてはなりません。