姫路城なう。

「……姫路城って、何で廃藩置県で潰されてないの？
大阪城は何回か焼失して、そのたび豊臣の家臣の末裔を名乗る有象無象が再建しては徳川家の悪口を言ってるんじゃなかったっけ」
「そもそも姫路城って何か歴史的なイベントあったか？」
「もしかして何もなかったから潰されてないのか？」

よくわからんまま行ってきました、姫路城。
暴れん坊将軍が大好きな母、大喜び。
大体姫路城と大覚寺だもんな。

城に入ると外国人旅行者と高校生がわんさか。
修学旅行生かな？　遠足かな？
やっぱ俺は学ランよりブレザーやわ〜と和んでいたのも束の間。

天守閣の階段にて渋滞発生。

先頭はどうなっとるんだ、と思っていたら、壁に槍がかけてあって皆写真を撮っていた。
槍渋滞。槍見渋滞。横槍渋滞。
ついに天守閣には入場制限まで発生。

「……彦根城はこんなことなかったよな……？」
「やっぱ神戸の続きだから……」
「いやいや神戸からかなりあったぞここ」
「大阪城ももっと空いてた気がするんだけど……」

階段よりも人混みに疲労困憊して、二の丸には行かず。
土産物屋で緑茶飲んでセブンティーンアイス食ってきた。
やっぱ行楽シーズンに外出するもんじゃねえ。

土産物屋ですっかり廃れたと思っていたFROG STYLE発見。
ついでに、俺がその昔ほしくてほしくてたまらなかったものの親の許可が出なかった日本刀型の耳掻き発見。
↑これ、ずっと探していて「昔売ってたんだよ！」と力説していたが全然見つからず、皆に嘘だと思われていた。
やっぱりあったんじゃん！
ラピュタは本当にあったんだ！
カスタードあん饅頭も実在するんだよ、神戸の中華街になかっただけで！

槍型の耳掻きもあったが、鋳型の具合かエッジがいまいち甘いので刀だけのにしといた。
白木造りよりもやっぱちゃんと日本刀の方がよかったんだけどなあ……
まあ贅沢は言うまい……

ひこにゃん売ってたのは目を瞑るとして新撰組グッズは何なんだ。
土方歳三、姫路には足も踏み入れてないぞ。
しかしそれよりも「戦国武将セット」と称して直江兼続と山本勘助が入ってたのが納得いかない。
兼続は武将ってレベルじゃないし、勘助に至っては実在したかどうかもあやしいぞ。
（友人に抗議されたので訂正します↑）
謙信公の横にこの２人がいるのって明らかにおかしい。

通りの銀杏並木が全然臭くない、と思っていたらある一点を通り過ぎた途端メッチャ臭かった。
雄の木ばっかりだったんじゃろか。