新年あけまして

今年の抱負:
 安西先生……蘊蓄のない小説を書きたいです。


『フォークの先、希望の後』が蘊蓄少なめだったせいなのか何なのか。
ベタ編はこれでもかというくらい蘊蓄盛りめです。
「……これって“1時間経過”とかじゃダメなんですか?」と担当P氏に言われたくらいです。
「俺もよく我慢して聞いてるなと思ってました」と答えてしまった自分がダメダメです。


しかもフォークで登場した浅岡彼方は美樹と張るサカナヲタクでしたが、今回の新キャラはDNAがデオキシリボ核酸の略だということを知ってるかどうかもあやしいです。
……何でこんな設定にしちゃったのかなー。
あらゆる面で前作とは全然違うテイストになっております。


そういえばフォークの見返しに「メフィスト賞投稿作」と書いたらどうも誤解を生んだようなのでここに書いておきますが、あれは時系列的には2作目、投稿順では4作目、出版順では3作目です。
投稿時とタイトルを変えたのでああいうことになりました。
ベタ編も投稿作で、タイトルが変わります。


…………………………。


これまでの作品についてあとがきっぽいものを書こうかと思ったのだが、タイミングを外しすぎて今更何を言っていいかわからない。


ああ、真樹の学校は無期休校のままでまだ再開してないらしいです。
あいつ大学生になれるんでしょうか。
「THANATOSシリーズは真樹が大学を卒業するまでに終わる」と公言しているのですが、そもそも今後の構想で、高校3年生になったかどうか。
ええっと、パラクロが8月で……まごころが11月前半で……フォークが9月で……
ベタ編が11月後半……12月はアレで、7月にもアレがあって……実は11月もう1個事件があって……構想中のが2月……


毎月じゃん。進級できないはずだ。


「ぶっちゃけ美樹の二重人格的な設定ってありがちなんですよね」と担当P氏にバッサリ切られたことがあるが、毎月何かあったら浮き沈みがない方が変です。
真樹が高槻を「刑事さん」と呼んでいるのは新キャラが登場しても名前を覚えられないから、という理由があったのだが、俄然説得力を帯びてきた。
そりゃこんだけ次々何かあったら最初の方は忘れるわ。


多少のことで殉職してももうインパクトがないので、吹雪のペンションで一瞬にしてバラバラ死体になったり、大阪城天守閣から燃えながら落ちたり、親指を立てて「地獄で会おうぜベイビー」とか言いながら溶鉱炉の中に消えたりしないと名前を覚えてもらえないと思う。